ビタミンA
- 化学名
- レチノール/脂溶性ビタミン
- 1日の所要量
- 男性600µg、女性540µg(30~49歳の場合)
- 効能
- 夜盲症、角膜の乾燥、肌荒れ、粘膜を強化することによるカゼの予防。
- ビタミンAを多く含む食品/100gあたり
- うなぎの蒲焼き:1500µg
- マーガリン:1800µg
- ほうれん草(生):700µg
動物性食品に含まれるビタミンAは吸収率が良いが、緑黄色野菜などの植物性食品に含まれるベータカロチンの効率の良い摂取方法は、油を使った調理が良い。
ビタミンAの摂取には、体内でビタミンAに変化するベータカロチンを摂取すると良い。ビタミンAは大量に取ると過剰症になる場合があるが、ベータカロチンなら体内にビタミンAが十分にあれば変化せず、徐々にビタミンAに変わる。また、このベータカロチンは活性酸素と戦う抗酸化ビタミンとも呼ばれている。
カロチンには、αアルファ、βベータ、γガンマの3種類がある。食品中に含まれるのはベータカロチンが大部分なので、食品成分表にはベータカロチンが取り上げられている。疫学調査では、ベータカロチンの摂取が多いと、肺がん、胃がん、子宮頸部がんの発生率が少ないと報告されている。
- ベータカロチンを多く含む食品/100gあたり
- モロヘイヤ:10000µg
- 西洋カボチャ:4000µg
- にんじん:8200µg
- しゅんぎく:4500µg
- あしたば:5300µg
ビタミン13種類(解説)
ビタミンA¦ ビタミンB1¦ ビタミンB2¦ ビタミンB6¦ ビタミンB12¦ ナイアシン¦ パントテン酸¦ 葉酸¦ ビオチン¦ ビタミンC¦ ビタミンD¦ ビタミンE¦ ビタミンK