パントテン酸(ビタミンB群)
- 化学名
- パントテン酸/水溶性ビタミン
- 1日の所要量
- 男女とも5mg(30~49歳の場合)
- 効能
- 糖質や脂質のエネルギー変換、ストレスに対処する副腎皮質ホルモン促進。
- パントテン酸を多く含む食品/100gあたり
- 鶏レバー:10.10mg
- 豚レバー:7.19mg
- 牛レバー:6.40mg
- 子持ちがれい:2.41mg
- 落花生(乾):2.56mg
- にじます:2.36mg
- ブロッコリー:1.12mg
パントテン酸は様々な食品に含まれ、腸内細菌の働きで合成することもできるので、極端に栄養状態が悪くならない限り、ほとんど欠乏することはない。ただし、アルコールやカフェインはパントテン酸を消耗してしまうので、お酒やコーヒーをよく飲む人は多めに摂取したほうが良い。
パントテン酸は、ストレスの多い現代人には欠かすことのできない栄養素である。疲れやすい、怒りっぽい、昼間から眠たい、カゼをひきやすいなどの症状はストレスと大いに関係があるとされている。これらの症状を自覚する人は多めに取りたいビタミンである。パントテン酸に過剰症はみられない。
また、パントテン酸は、脂質、糖質、タンパク質などを、エネルギーに変えるために必要不可欠な補酵素CoAの主成分である。不足すると、アセチルCoAの不足からアセチルコリンやステロイド性のホルモンの生成が低下するとされている。
ビタミン13種類(解説)
ビタミンA¦ ビタミンB1¦ ビタミンB2¦ ビタミンB6¦ ビタミンB12¦ ナイアシン¦ パントテン酸¦ 葉酸¦ ビオチン¦ ビタミンC¦ ビタミンD¦ ビタミンE¦ ビタミンK