ビタミンB12(ビタミンB群)
- 化学名
- コバラミン/水溶性ビタミン
- 1日の所要量
- 男女とも2.4µg(30~49歳の場合)
- 効能
- 末梢神経に作用し肩こりや腰痛を緩和。精神安定。
- ビタミンB12を多く含む食品/100gあたり
- 牛レバー:52.8µg
- 鶏レバー:44.4µg
- 牡蠣(カキ):28.1µg
- さんま:17.7µg
- あさり:52.4µg
ビタミンB12は動物性の食品に含まれているため、完璧な菜食主義者はサプリメントやビタミン剤などで補給する必要がある。
ビタミンB12は、葉酸とともに遺伝子を構成する核酸の合成にかかわっている。そのため脊髄で赤血球を作る働きを助ける作用があり、葉酸やB12は「造血のビタミン」と呼ばれる。ビタミンB12が不足して起こる貧血は「悪性貧血」とされ、それは赤血球の形成や再生がうまくいかないことによって起こる貧血で、鉄分不足の貧血と区別されている。
ビタミンB12不足によって貧血が起こると、全身のだるさやめまい、動悸、息切れが起き、さらに神経が過敏になったりふさぎ込むといった、神経や精神にかかわる症状も起こってくる。
また、ビタミンB12は中枢神経や脳への作用も認められており、不眠症や時差ぼけにも効果があるとされる。
ビタミン13種類(解説)
ビタミンA¦ ビタミンB1¦ ビタミンB2¦ ビタミンB6¦ ビタミンB12¦ ナイアシン¦ パントテン酸¦ 葉酸¦ ビオチン¦ ビタミンC¦ ビタミンD¦ ビタミンE¦ ビタミンK