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元レンジャー隊員のブログ

ビタミンE

  • 化学名
    • トコフェロール/脂溶性ビタミン
  • 1日の所要量
    • 男性10mg、女性8mg(30~49歳の場合)
  • 効能
    • 抗酸化作用で生活習慣病や老化を防ぐ。更年期障害を緩和する。
  • ビタミンEを多く含む食品/100gあたり
    • アーモンド:29.6mg
    • ヘーゼルナッツ:19.0mg
    • サラダ油:19.0mg
    • マヨネーズ:17.7mg
    • たらこ:7.1mg
    • 西洋かぼちゃ:5.1mg
    • うなぎの蒲焼き:4.9mg
    • にじます:1.2mg

ビタミンEはアーモンドや落花生などのナッツ類や、ひまわりの種などの種実からとった植物油に多く含まれる。植物油で気をつけなければいけないのは、酸化しやすいので長期保存は避けること。特に加熱したものの酸化は早いので、揚げ物に使った油は炒め物などに使い、できるだけ早く使いきる。古い油は過酸化脂質があるため、かえって老化を早める原因となってしまう。あと、かぼちゃやほうれん草などの野菜類にもビタミンEは含まれているが、ビタミンEは脂溶性のため、野菜は油で炒めて食べると吸収力がアップする。

ビタミンEは強力な抗酸化作用をもち、老化の原因となる過酸化脂質を防ぐ。食べ物が酸化するのと同じように、体内でも生体膜や細胞の不飽和脂肪酸によって酸化が起き、過酸化脂質を作る。これが増えると体の機能が低下し、病気や老人性のシミや白髪などの老化現象を招く。

たとえば、動脈硬化は血中コレステロールが酸化したものが血管壁につき、血液の流れが悪くなることが原因となる。さらに悪化すると脳梗塞や心筋梗塞にもなりかねない。これらの病気もビタミンEの抗酸化作用で予防できるとされている。

また、ビタミンEは生殖ホルモンと深い関係にあり、不妊治療の際、排卵誘発剤と併用すると妊娠する可能性が高まるという報告もされている。これは、Eが副腎や卵巣にたくわえた女性ホルモンや、男性ホルモンなどのステロイドホルモンの代謝に関与するためである。

女性特有の悩みである、月経前のイライラや生理痛、生理不順を改善し、年配の女性に起こる更年期障害も、ビタミンEの補給により緩和されるといわれている。女性だけでなく、男性もビタミンEによって精子の数を増やし、精子の運動力をアップさせるなど、精力を高める効果があるといわ れている。

ビタミンEの過剰症にならないための許容上限摂取量は、1日の所要量が600mgまでと定められているが、実際には所要量(男性10mg、女性8mg)の100倍の摂取までは安全ともいわれている。食品で取るなら問題はないが、ビタミン剤の場合は注意が必要である。

ビタミン13種類(解説)

ビタミンA¦ ビタミンB1¦ ビタミンB2¦ ビタミンB6¦ ビタミンB12¦ ナイアシン¦ パントテン酸¦ 葉酸¦ ビオチン¦ ビタミンC¦ ビタミンD¦ ビタミンE¦ ビタミンK




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