ビタミンB2(ビタミンB群)
- 化学名
- リボフラミン/水溶性ビタミン
- 1日の所要量
- 男性1.2mg、女性1.0mg(30~49歳の場合)
- 効能
- 糖質、脂質、タンパク質の代謝を促す。肌荒れやニキビ予防。
- ビタミンB2を多く含む食品/100gあたり
- やつめうなぎ:0.85mg
- 豚レバー:3.60mg
- 牛レバー:3.00mg
- 鶏レバー:1.80mg
- うなぎの蒲焼き:0.74mg
ビタミンB2は、熱に強いが光に弱いという特徴がある。そのため加熱調理では栄養素はあまり減少しないが、食品は直射日光を避け、冷暗所に保存する必要がある。
糖質、脂質、タンパク質からの生成に広くかかわっているビタミン。運動したり、肉体労働をする人は、ビタミンB2の必要量が増加する。不足すると、代謝に支障をきたすため、成長期の子どもや、妊婦は特に気をつけて摂取する必要がある。
不足すると、皮膚や粘膜が敏感になる。口内炎や口角炎、舌炎、口唇炎ができやすく、肛門や陰部がただれやすくなる原因となる。目が充血したり、肌荒れや髪の毛が傷んだり、脂漏性皮膚炎を起こしたときも、ビタミンB2不足が考えられる。
過剰摂取による副作用はないという意見もあれば、1日30mgの投与により、吐き気、嘔吐があるとの報告もあり、意見が分かれている。
ビタミンB2は、主に動物性の食品に多く含まれているが、植物性食品では納豆に多く含まれる。大豆そのものにはビタミンB2はあまり含まれていないが、納豆菌がビタミンB2を作り出している。
ビタミン13種類(解説)
ビタミンA¦ ビタミンB1¦ ビタミンB2¦ ビタミンB6¦ ビタミンB12¦ ナイアシン¦ パントテン酸¦ 葉酸¦ ビオチン¦ ビタミンC¦ ビタミンD¦ ビタミンE¦ ビタミンK