ビオチン(ビタミンB群)
- 化学名
- ビオチン(別名ビタミンH)/水溶性ビタミン
- 1日の所要量
- 男女とも30µg(30~49歳の場合)
- 効能
- 体内の様々な代謝を助ける。皮膚炎予防、筋肉痛緩和。
- ビオチンを多く含む食品
- 鶏レバー、牛レバー、豚レバー、いわし、落花生
ビオチンは多くの食物に含まれているので、普通に食事をしていれば不足することはない。ただし、生の卵白に含まれるタンパク質は、ビオチンの吸収を阻害する。生卵を毎日10個食べ続けると、皮膚炎、舌炎、倦怠感、幻覚、筋肉痛、疲労感が起こるといわれるが、普通に食べている限りは問題はない。
皮膚炎を予防することから発見されたビタミンで、糖質のエネルギー代謝、脂肪酸やアミノ酸代謝、核酸生成などを助け、生命活動に不可欠な補酵素。ビオチンが不足すると、脱毛しやすく、早く白髪になる傾向がみられたり、湿疹や、脂漏性皮膚炎も現れる。さらに疲労感や憂鬱、脱力感に陥ったりすることもある。過剰症の報告はない。
ビタミン13種類(解説)
ビタミンA¦ ビタミンB1¦ ビタミンB2¦ ビタミンB6¦ ビタミンB12¦ ナイアシン¦ パントテン酸¦ 葉酸¦ ビオチン¦ ビタミンC¦ ビタミンD¦ ビタミンE¦ ビタミンK