ナトリウム
とりすぎは高血圧の原因となる
- 分類
- 多量元素
- 元素記号
- Na
- 1日の所要量
- 男女とも10g以下(食塩にして)(30~49歳の場合)
- 効能
- 血液や細胞間液などの濃度を調整する。カルシウムやタンパク質を血液に溶けやすくする。
- 欠乏症
- 欠乏症は起こりにくい。
ナトリウムの目標摂取量は、成人1人1日あたり10g以下とされているが、できれば6g以下が理想といわれている。しかし、味噌やしょうゆを多用する日本型の食生活では10gの目標摂取量に抑えることは容易ではなく、日本では成人1人1日あたりの食塩摂取量は12~15gと報告されており、目標摂取量を上回っている。
通常の生活を営んでいる限り、欠乏症はないが、下痢や嘔吐、発汗、副腎機能の低下などの症状があるときは注意。
また、本来ナトリウムは摂取量が多いと尿などから排泄され、少ないと排泄量が抑えられる仕組みになっているので、過剰症はないが、慢性的にナトリウムを取りすぎている状態が続くと、高血圧、胃潰瘍、動脈硬化などを招くことになるので気をつける必要がある。
- ナトリウムを多く含む食品/100gあたり
- 即席中華麺:2700mg
- 干しうどん:1700mg
- 塩いわし:2400mg
- 梅干し:8700mg
- さきいか:2700mg