セレン
抗酸化作用で細胞組織の酸化を防ぐ
- 分類
- 微量元素
- 元素記号
- Se
- 1日の所要量
- 男性50~60µg、女性45µg(30~49歳の場合)
- 効能
- 抗酸化作用で老化の進行を遅らせたり、動脈硬化やがんを抑制したり、血行障害や更年期障害の症状を改善したりする。
- 欠乏症
- 心筋症、筋肉の虚弱。
魚介類や穀類をたくさん食べている日本人は、セレンの欠乏症はほとんどなく、むしろ過剰症が心配だという指摘がある。取りすぎると中毒症を起こすため、1日250µg以上は好ましくないとされている。
中毒症状としては、吐き気、皮膚の荒れ、脱毛、肝硬変、貧血などがあり、急性中毒では、腹痛、呼吸器障害などがある。このような症状は薬剤などによる過剰摂取が原因とされ、普段の食事から取っていれば心配はない。
- セレンを多く含む食品/100gあたり
- わかさぎ:124µg
- まいわし:118µg
- かれい:66µg
- ほたて:72µg