亜鉛
細胞の生成や体の発育に欠かせないミネラル
- 分類
- 微量元素
- 元素記号
- Zn
- 1日の所要量
- 男性11~12mg、女性9~10mg(30~49歳の場合)
- 効能
- 細胞分裂を正常に保ち、肌荒れや脱毛、爪の異常を防ぐ。
- 脳の機能を活性化して学習能力の向上。
- 生殖器官の発達、維持に関与。
- がんや老化を防ぐ。
- 欠乏症
- 味覚、臭覚の低下、成育、生殖機能の低下。
亜鉛が不足すると、細胞の生成が滞り、皮膚や骨格の発育と維持が遅れる。ほかにも、性ホルモンをはじめとするホルモンの活性にも影響を与えたり、傷の回復が遅れたり、脱毛や爪に白い斑点ができるなど、様々な器官に影響が出る。
男性の精力低下やインポテンツなども、亜鉛不足が原因で起こることもある。ちなみに、アメリカでは各種ホルモンなど、性に深く関与しているミネラルということで、セックスミネラルとも呼ばれている。
- 亜鉛を多く含む食品/100gあたり
- 牡蠣(カキ):13.2mg
- 豚レバー:6.9mg
- パルメザンチーズ:7.3mg
- かぼちゃの種:7.7mg
- 牛肉の赤身(もも):4.4mg
- うなぎの蒲焼き:2.7mg
- 豚肉(もも、焼き):3.1mg