DHA⁄EPA
青魚に豊富に含まれる有効成分
DHA:ドコサヘキサエン酸
EPA:エイコサペンタエン酸
DHAやEPAは、いわし、さば、あじなど背の青い魚の脂肪に含まれる不飽和脂肪酸のことである。両者とも血管壁のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らす作用がある。また、細胞膜の流動性を高めて血管壁細胞をやわらかくし、血流をよくする。
このため、高血圧や高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病を予防する効果が期待できる。
DHAは、記憶や学習機能を司る脳細胞の海馬部分に多く存在し、神経細胞の情報伝達をスムーズにするため、学習能力や記憶力が高まるといわれている。この効力から、DHAはアルツハイマー型痴呆や老人性痴呆、血管性痴呆の予防や治療に大きな効果をあげるものと期待されている。
- 1日の目標摂取量
- 男女ともDHAは0.5~1g、EPAは特になし
- DHA⁄EPAを食事でとるなら
- うなぎの蒲焼き:DHA1.5g、EPA0.9g
- すじこ:DHA2.2g、EPA1.9g
- あじ:DHA0.7mg、EPA0.6g
- さば:DHA1.8g、EPA1.2g
- ぶり(切り身):DHA1.8g、EPA0.9g
EPAは、血液が固まって血栓ができるのを予防し、血流をよくする作用がDHAよりあるが、EPAの取りすぎは血液を凝固する作用が低下して、出血した血が止まりにくくなるという過剰症のもととなる。サプリメントで取る場合は注意が必要である。
その他の栄養成分(解説)
食物繊維¦ DHA⁄EPA¦ キチンキトサン¦ オリゴ糖¦ コラーゲン¦ ポリフェノール¦ レシチン¦ タウリン¦ リノール酸