オリゴ糖
バツグンの整腸作用をもち、砂糖の代わりにもなる糖質
オリゴ糖は、消化酵素で分解しにくい糖質で、小腸で吸収されずにそのまま大腸まで到達し、ビフィズス菌などの腸内善玉菌の栄養源となって善玉菌を増やす。このため、発がん物質や悪臭物質を生成する悪玉菌の活動が抑制され、腸内の健康が保たれる。
オリゴ糖は、便秘解消や高脂血症の改善、大腸がんの予防、免疫力の強化などに力を発揮する。
オリゴ糖の種類と効能
オリゴ糖には様々な種類があるが、代表的なものとして次のようなものがある。
- フラクトオリゴ糖
- 玉ねぎやごぼう、にんにくなどに含まれるオリゴ糖。消化吸収されにくく、低カロリーである。虫歯になりにくく、便秘解消や生活習慣病の予防に有効。
- イソマルトオリゴ糖
- はちみつや味噌、酒などに含まれ、酵母発酵しない性質をもつので、非発酵性糖とも呼ばれる。虫歯になりにくく、善玉菌だけを増やし、腸内を健康に保つ。
- 大豆オリゴ糖
- 大豆に含まれているオリゴ糖。熱や酸にも強く、少量でもビフィズス菌を増やす。低エネルギー。
- ガラクトオリゴ糖
- 乳糖をアルカリ処理して作る。ビフィズス菌を増やし、便通を整える。
- キシロオリゴ糖
- 大便の水分を理想的な80パーセントに調整し便通を整える。たけのこに少量含まれている。
このほか、ゲンチオオリゴ糖、マルトオリゴ糖、環状オリゴ糖などがある。作用はほぼ同じ。
- 1日の目標摂取量
- 特に定められていない
その他の栄養成分(解説)
食物繊維¦ DHA⁄EPA¦ キチンキトサン¦ オリゴ糖¦ コラーゲン¦ ポリフェノール¦ レシチン¦ タウリン¦ リノール酸