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元レンジャー隊員のブログ

植物生薬

アカメガシワ【赤芽柏】
トウダイグサ科の落葉高木。日本、中国大陸に自生。日本では二次林に多い。高さ約10m。
<薬用部位>葉・樹皮
<採集時期>夏
<適用>胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃酸過多症
<1日量(g)>5~20
<用法>煎

アケビ【木通(モクツウ)】
アケビ科の蔓性落葉低木。山地に生える。
<薬用部位>茎
<採集時期>秋~冬
<適用>消炎・利尿・腎炎・尿道炎・膀胱炎・生理不順
<1日量(g)>5~10
<用法>煎

アサガオ【牽牛子(ケンゴシ)】
ヒルガオ科の蔓性一年草。熱帯アジア原産で日本には中国から渡来し、江戸後期に園芸植物として改良発達した。品種が多い。
<薬用部位>種子
<採集時期>秋
<適用>便秘(妊婦の使用は避ける)
<1日量(g)>0.2~0.5
<用法>煎

アシタバ【明日葉】
セリ科の大形多年草。八丈島など暖地の海浜に生じ、発育が速い。
<薬用部位>葉
<採集時期>春~夏
<適用>高血圧予防
<1日量(g)>20~30
<用法>煎

アマチャ【甘茶】
<薬用部位>葉
<採集時期>8~9月
<適用>口腔清涼剤・甘味料・糖尿患者の甘味料
<1日量(g)>適量
<用法>浸

アマチャヅル【絞股藍】
ウリ科の蔓性多年草。
<薬用部位>葉・茎
<採集時期>6~11月
<適用>慢性気管支炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・強壮・鎮静・解毒・去痰(きょたん)
<1日量(g)>2~5
<用法>煎・浸

アララギ(イチイ)【一位葉】
イチイ科の常緑高木。日本北部の深山に自生。幹は直立して約15mに達する。
<薬用部位>葉
<採集時期>夏
<適用>利尿・通経・糖尿病
<1日量(g)>5~20
<用法>煎

アロエ【蘆薈(ロカイ)】
ユリ科の多肉の常緑多年草。観賞用、薬用に栽培。広くはユリ科アロエ属植物をいい、アフリカの乾燥地を中心に約300種が分布。形態に変化多く、数種が多肉植物として栽培。
<薬用部位>葉・枝
<採集時期>必要時
<適用>健胃・緩下(妊娠中、生理中の服用は避ける)
<1日量(g)><用法>生の葉・葉汁を服用

アンズ【杏子(キヨウニン)】
バラ科サクラ属の落葉高木。中国原産。果樹として広く世界で栽培。日本では東北地方や長野県で栽培。幹の高さ約3m。
<薬用部位>種子
<採集時期>6月頃
<適用>鎮咳去痰・疲労回復
<1日量(g)>3~5
<用法>煎
薬酒は200g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

イカリソウ【淫羊藿(インヨウカク・ウムキナ)】
メギ科の多年草。高さ約30cm。
<薬用部位>葉・茎・根
<採集時期>春
<適用>強壮・強精・健忘症
<1日量(g)>8~20
<用法>煎
薬酒は50~100g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

イタドリ【虎杖根】
タデ科の多年草。いたる所に生え、根茎は長く這う。茎は中空で節があり、高さ約1m余。葉は煙草の代用とした。
<薬用部位>根・茎
<採集時期>秋~冬
<適用>緩下・通経・利尿・鎮咳・鎮静
<1日量(g)>5~20
<用法>煎

イチジク【無花果】
西アジア原産のクワ科の落葉高木。またその果実。茎、葉を切ると乳状の汁を出す。果実は緩下剤。乳汁は痔の塗布薬、また服用すれば回虫駆除の効果。
<薬用部位>果実
<採集時期>秋
<適用>健胃整腸・緩下
<1日量(g)>30~50
<用法>煎

イチジク【無花果葉】
西アジア原産のクワ科の落葉高木。またその果実。茎、葉を切ると乳状の汁を出す。果実は緩下剤。乳汁は痔の塗布薬、また服用すれば回虫駆除の効果。
<薬用部位>葉・茎
<採集時期>真夏
<適用>高血圧症・神経痛・回虫駆除・痔(塗布)
<1日量(g)><用法>煎20g、浴剤は適量

イノコズチ【牛膝(ゴシツ)】
ヒユ科の多年草。各地で普通の雑草。
<薬用部位>根
<採集時期>秋
<適用>神経痛・リウマチ・利尿・通経(妊婦の使用は避ける)
<1日量(g)>5~15
<用法>煎

ウコギ【五加皮(ゴカヒ)】
ウコギ科の落葉低木。山野に自生。高さ約2m。
<薬用部位>根皮・葉
<採集時期>3月頃
<適用>強壮・強精・鎮痛
<1日量(g)>15~20
<用法>煎

ウコン【鬱金】
ショウガ科の多年草。アジア熱帯原産、沖縄でも栽培。
<薬用部位>根茎
<採集時期>晩秋
<適用>健胃・利胆・通経
<1日量(g)>5~10
<用法>煎

ウツボグサ【夏枯草(カコソウ)】
シソ科の多年草。路傍や線路沿いなどにごく普通に生える。高さ約20~30cm。
<薬用部位>花穂
<採集時期>8月頃
<適用>利尿・消炎・膀胱炎・腎炎
<1日量(g)>5~10
<用法>煎

ウド【独活(ドツカツ)】
ウコギ科の多年草。山地に自生。茎の高さ約2m。
<薬用部位>根茎
<採集時期>秋
<適用>発汗・解熱・鎮痛
<1日量(g)>15~20
<用法>煎

ウラジロガシ【裏白樫】
ブナ科の常緑高木。暖地に自生する。
<薬用部位>葉・小枝
<採集時期>必要時
<適用>腎臓結石・胆石
<1日量(g)>50~70
<用法>煎

エビスグサ【決明子】
マメ科の一年草。北アメリカ原産で江戸中期に中国から渡来。高さ約1m。
<薬用部位>種子
<採集時期>秋
<適用>高血圧・緩下・健胃・腎臓病・眼病・(ハブ茶)
<1日量(g)>5~30
<用法>煎
薬酒は200g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

エンジュ【槐花】
マメ科の落葉高木。中国原産。幹の高さ約10~15m。
<薬用部位>つぼみ
<採集時期>夏
<適用>花の黄色色素はルチンで高血圧の薬・乾燥して止血・果実は痔薬
<1日量(g)>5~15
<用法>煎

エンメイソウ(ヒキオコシ)【延命草】
シソ科の多年草。高さ約1m内外。
<薬用部位>地上部
<採集時期>秋
<適用>健胃・食欲不振
<1日量(g)>6~10
<用法>煎
薬酒は75g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

オウレン【黄連】
キンポウゲ科の多年草。日本の山地林下に自生。高さ約30cm。
<薬用部位>根茎
<採集時期>秋~春
<適用>苦味健胃整腸・止血・精神不安
<1日量(g)>1~5
<用法>煎
薬酒は50g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

オオツヅラフジ(ツヅラフジ)【防已(ボウイ)】
ツヅラフジ科の蔓性落葉木本。西日本の暖地に生える。
<薬用部位>根茎
<採集時期>秋
<適用>利尿・鎮痛・神経痛・リウマチ・関節炎
<1日量(g)>5~10
<用法>煎

オオバコ【車前草】
オオバコ科の多年草。アジア各地に広く分布。
<薬用部位>全草
<採集時期>花期(夏)
<適用>利尿・健胃・鎮咳・下痢止め・止血
<1日量(g)>5~10
<用法>煎

オオバコ【車前子(シャゼンシ)】
オオバコ科の多年草。アジア各地に広く分布。
<薬用部位>種子
<採集時期>秋
<適用>利尿・鎮咳
<1日量(g)>3~10
<用法>煎

オタネニンジン(チョウセンニンジン)
【高麗人参(コウライニンジン)】
ウコギ科の多年草。朝鮮または中国北東部の山林樹下に自生。
<薬用部位>根
<採集時期>5~6年目の9~10月
<適用>滋養強壮・胃腸虚弱
<1日量(g)>5~10
<用法>煎
薬酒は100g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

オトギリソウ【小連翹】
オトギリソウ科の多年草。山地に広く自生。高さ約50cm。
<薬用部位>全草
<採集時期>夏
<適用><1日量(g)><用法>
<煎剤>生理不順・鎮痛5~15g
<塗布>火傷・切傷・虫さされ10~15g煎汁を幹部に塗布
<浴剤>リウマチ・神経痛・通風・適量でよい

オナモミ【蒼耳子(ソウジシ)】
キク科の1年草。路傍の雑草。高さ約1.5cm。
<薬用部位>種子
<採集時期>9~10月
<適用>発汗・解熱・ちくのう・鼻炎
<1日量(g)>5~10
<用法>煎

オニク【肉蓯蓉(ニクショウヨウ)】
ハマウツボ科の寄生植物。高山の陰地でミヤマハンノキの根に寄生。高さ約30cm。
<薬用部位>全草
<採集時期>開花期(夏)
<適用>滋養強壮・強精
<1日量(g)>5~15
<用法>煎
薬酒は100g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

カイニンソウ(マクリ)【海人草】
海産の紅藻。紀伊半島から台湾までの干潮線下の岩上に産する。
<薬用部位>全藻
<採集時期>夏
<適用>回虫駆除薬(甘草・大黄を併用)(
<1日量(g)><用法>10gを1リットルの水で煎じる

カキ【柿葉】
カキノキ科の薬用高木。東アジア温帯固有の果樹。
<薬用部位>葉
<採集時期>夏
<適用>高血圧・動脈硬化・茶代用(ビタミンC補給)
<1日量(g)>5~20
<用法>煎・浸

カキ【柿蔕】
カキノキ科の薬用高木。東アジア温帯固有の果樹。
<薬用部位>へた
<採集時期>秋
<適用>しゃっくり止め
<1日量(g)>5~10(約10個)
<用法>煎

カギカズラ【鉤藤】
アカネ科の蔓性木本。暖地に自生。釣藤鉤(チョウトウコウ)。
<薬用部位>枝
<採集時期>必要時
<適用>頭痛・動脈硬化・高血圧
<1日量(g)>3~10
<用法>煎

カキドオシ【連銭草・馬蹄草】
シソ科の蔓性多年草。垣根などの狭い隙間に入り込むのでこの名(垣通し)がある。
<薬用部位>全草
<採集時期>4~5月
<適用>利尿・消炎・小児疳の虫・感冒
<1日量(g)>5~20
<用法>煎
薬酒は100g⁄リットル(生薬g⁄原酒1リットル)

カノコソウ【纈草(ケツソウ)】
オミナエシ科の多年草。東アジアの温帯に分布し、日本の山地草原にも自生。
<薬用部位>根・根茎
<採集時期>秋
<適用>鎮痙・鎮静・ヒステリー・神経過敏
<1日量(g)>15
<用法>浸

ガマ【蒲黄】
ガマ科の多年草。淡水の湿地に生える。高さ約2m。葉は厚く長さ1m以上。編んでむしろを製する。夏、約20cmのろうそく形の緑褐色の花序(穂)をつける。これを蒲団(ふとん)の芯に入れ、また、油を注いでろうそくに代用、火口を造る材料とした。
<薬用部位>花粉
<採集時期>6~7月
<適用>火傷・切傷
<用法>花粉を患部に塗布

カラスビシャク【半夏(ハンゲ)】
サトイモ科の多年草。しばしば畑の雑草。春、3小葉の複葉を伸ばす。
<薬用部位>塊茎
<採集時期>夏
<適用>鎮嘔・鎮吐・つわり
<1日量(g)>1.5~5
<用法>煎

—以下更新中—


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