動植物から天気を読む
昆虫や動物から天気を読む
虫たちは、気温や湿度など天気の変化に敏感だ。悪天が近づくと、交尾 のために騒ぐチョウや虫がいる。その虫を食べようとトンボやツバメが 低く飛ぶ。虫を捕まえるためにクモが大きな巣を張る。このように動物 たちの世界では低気圧が接近して雨が近づくと、大騒ぎとなる。
また、「ヒバリが高くあがると晴れ」ということわざがあるが、これは空気 の湿った日は音が早く伝わるので、ヒバリの飛んでいる位置を低く感じる ためであり、逆に晴れの日には、空気が乾いていて遅く伝わるので、より 高い空を飛んでいるように感じるためである。
- 「池の鯉が水面上で跳びはねると明日は雨」
- 「カニが水から出ると雨」
- 「チョウが騒ぐと雨」
- 「ブヨの餅つきは雨」
- 「蚊柱が立つと雨」
- 「ツバメが低く飛ぶと雨」
- 「クモが大きい巣を張ると雨」
- 「ヒバリが高くあがると晴れ」
植物から天気を読む
雨の前兆の風は温かく湿っている。湿度の高さと、雲が広がることに よる明るさの変化に植物たちも反応する。
- 「樹木から汗が流れると雨」
- 「稲の花が突然閉じると雨の前兆」
- 「ネムの葉が閉じると雨」
- 「ハコベが花を閉じると雨」
- 「クローバーの葉が閉じると雨」
- 「桜の花がうつむいていると雨」
- 「ナスの葉が立てば晴天、しだれると雨」
- 「ハギの花が横に向くとやがて雨」
- 「日中までアサガオが咲いていると天気が悪化する」