筋トレ基準回数
反復回数
筋力は筋肉の太さに比例する。(筋肉自体の伸縮力)
筋肉を発達させるには、8~12回の範囲内で限界が来る負荷を与えるのが通常のトレーニングである。ただし、トレーニング種目によっては負荷量と反復可能回数に誤差が出てくるので15回くらいまでは追い込むのもよい。
呼吸や心理的なつらさによる限界ではなく、あくまで筋肉の限界に追い込むことが重要である。
20回以上できる負荷の場合、筋力よりも筋持久力がつくとされる。ただし、筋持久力のためには20回でよいということではなく、どの程度の強度で、どれだけ負荷を与え続けるかはトレーニングする目的に応じて設定する必要がある。
また、6回以下しかできない負荷の場合は、筋肉の発達よりも最大筋力を高めるためのトレーニングとして行なわれる。
セット数
1種目につき3~4セット以上行なう。
筋肉を限界まで追い込めればセットを追うごとに回数が少なくなってもよい。
セットとセットのインターバルは40秒~1分以内とする。筋肉に集まった血液が逃げないうちに次のセットに入る。
1分のインターバルでは、1セット目に12回できたものが、2セット目には8回しかできないかもしれないがそれでよい。それが筋肉を追い込むということだからだ。
呼吸が相当苦しくなる種目の場合でも、上限は2分とするが効果的に行なうにはやはり1分以内が理想である。
トレーニング頻度
筋肉の疲労回復後(超回復後)にトレーニング前よりも少し体力水準が上がるため、そのタイミングを狙って行なうのが、成果を積み上げていくコツである。
トレーニングはストックできない。長く休めばまたもとにもどる。
超回復はトレーニング後48~72時間というのが基準だ。それ以下でもそれ以上でもない。このことを踏まえてトレーニングスケジュールを立てよう。
基本的な種目のみを選んで1日に全身をトレーニングするのであれば、1日置き、または2日休んで1日行なう。(週2~3回のペース)
鍛えたい部位を特に重点的にトレーニングするなら「分割法」を用いる。これは、日によって身体を上半身、下半身というふうに分割してトレーニングする方法である。
たとえば、
1日目: 下半身
2日目: 上半身、腕
3日目: 休み
というように、スケジュールを組む。週4日以上のペースだが、筋肉の疲労を回復させるのに2日間ある。また、一度に全身を鍛えるより、フレッシュな状態で分割された部位をトレーニングできるため効果を上げやすい。